2025年6月17日
旧手稲鉱山におきまして、砒素、銅及び亜鉛について、札幌市との協定で定める基準値の超過が判明しました。今回の事案に至る経緯は以下の通りです。
鉱山で発生する坑水は、薬剤を添加しシックナー(固形分を沈降分離する装置)を経て処理する工程ですが、1月31日にシックナー内の固形分を回収する機能に不具合が発生し、シックナーから固形分を吸引する作業を行いながら操業を継続していましたが、4月30日に稲穂川に濁水が流れているとの通報を受けて、5月1日に札幌市による処理水採水に至りました。原因は微細な浮遊物が処理水に混入したことによります。
当社は、札幌市からの通知を受け、速やかに関係行政機関及び地元自治会に状況をご報告いたしました。また必要な応急措置を講じ、5月2日以降の処理水分析値は協定基準値内で推移しております。現在改善対策を立案し、シックナーの復旧に取り組んでおります。
今回、基準値を超過した処理水により稲穂川にも泥(殿物)の堆積が見られましたので、回収作業を進めております。
関係各所には大変なご迷惑ご心配をおかけし誠に申し訳ございません。今後再びこのような事態が発生することがないように、操業管理を一層強化し、再発防止に努めてまいります。
お問合せ先:エコマネジメント株式会社
手稲事業所 TEL 011-683-4373
以 上