日本のエネルギーと地熱発電
2023年度における日本のエネルギー自給率は15.3%です。 原料をもとに、日本でエネルギーを作ることもおこなっていますが、原料の7割以上が化石燃料(石油・石炭・天然ガス)であり、そのほとんどを国外からの輸入に頼っています。それゆえ、エネルギー価格の変動や資源国の都合等によってエネルギー供給が不安定になる可能性があります。
日本のエネルギー自給率向上のため、地熱エネルギーは、日本の地下にある膨大なエネルギー資源として期待されており、日本各地で地熱発電の開発を進める取り組みがおこなわれています。
主要地熱資源国における地熱発電の現状
出典:一般財団法人 新エネルギー財団 新エネルギー産業会議「令和6年3月 地熱エネルギーの開発・利用促進に関する提言」p15「 1. 各国の地熱発電の現状」データをもとにグラフ作成
地熱エネルギーとは
地球の内部は、内核・外核・マントル・地殻から構成され、中心部の温度は5,000℃以上と考えられています。地球中心部は高圧高温の鉄やニッケルのかたまりとされ、その熱によって局所的にマントルの岩石が溶け、高温の液体「マグマ」となって地表に達すると、噴火が起きて火山が形成されます。その熱によって地下水は、場所によっては200℃以上に熱せられ、一部は温泉として地上に湧き出します。これらの地熱エネルギーを地上に取り出して発電として利用するのが地熱発電です。
地球の内部構造
地熱発電の特長
地熱発電は、化石燃料のように燃焼させないため、二酸化炭素の排出量がきわめて少ないクリーンなエネルギーです。
また、適正かつ計画的に利用すれば永続的な発電が望める再生可能エネルギーであることや、季節や天候に左右されにくく、時間帯における発電量の変動が少ないエネルギーであることから、安定的かつ信頼できる発電方法(ベースロード電源)として期待されています。