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加瀬 数万
  • 鋳造課 鋳造係
  • 加瀬 数万(60代) 

  • 普通高校出身

仕事内容

鋳造した製品の検査を行っています。具体的な検査の内容は、製品の長さ、断面寸法、鋳塊※1内部欠陥の有無、大きさなどがユーザー規格を満足しているか確認することや、客先の加工工程で有害となる異物や欠陥を除去することです。ユーザー規格を満足するだけではなく、鋳造工程のデータを確認したり、鋳造オペレーター※2の意見を聞いたりして、総合的に判断した上で製品の合否判定をし、出荷の対応をしています。

※1 鋳塊…金属塊の呼び名。当社で製造している形銅品も鋳塊にあたる。

※2 オペレーター…機械を操作する作業員

仕事のやりがい

鋳造した製品は、同じ条件で製造していても、いつも完全に同じモノができるというわけではないので、日々外観を良く確認することが重要です。屋外での仕事が多いため、天候に左右されやすく、日々の苦労は多いですが、自分が検査しユーザーに納められた製品があらゆる分野で使用されていることに誇りを持っており、やりがいを感じています。

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小名浜製錬で勤務している中で壁を乗り越えた経験

通常より時間をかけて自信を持って仕上げた製品でクレームが発生した時には、対策に悩みました。教訓として、ユーザーと取り決めた仕様書の厳守はもとより、使用する用途や情報を調べ、お客様のニーズに合ったものづくりをしていくことが重要であることを学びました。それぞれのユーザーの製品について、仕上げた際の気づき事項や、仕上げ後の写真などをデータで保存し、技術の伝承を行うよう努めています。

小名浜製錬で勤務している中で思い出に残っていること

家族を含めた労働組合でのイベント、記念行事(運動会、クリスマスパーティー、スキー、バスツアーなど)はすべて思い出深いです。クラブ活動では、ソフトボールクラブで東北大会に出場したことです。また、納涼祭の余興で、ミニスカートを履いてピンクレディーのU.F.O.を踊ったことや、ドリフターズの‘チョットだけヨ〜’を披露したことは、今でも思い出すと恥ずかしいですが、若かったんだなーと苦笑してしまいます。勤続30年記念の夫婦でのハワイ旅行は最高でした!

今後の夢(会社や個人に関して)

定年退職後、現在は再雇用として働いていますので、あと数年で契約満了となります。その間は主に後輩への技術の伝承に力を注いでいきますが、その後は好きなことを思い切りしたいと思います。晴れの日はジョギングや、畑で売る程の野菜を作り、天気の悪い日は室内でできる水彩画、水墨画、焼きゴテ絵、写真撮影を行いたいです。また、ゆっくり旅行もしたいと思っています。いろいろすることがありすぎて、今からワクワクしています。

写真2

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